もう既に結果を書いてしまったのだが
この二日間とプラクティスの二日間の奮闘記を書こうと思います。
まず、今回のBAIT第二戦
戦略として考えていたのは
①サイトフィッシング
②赤の井湾の真珠棚
③北山田沖~貝捨て場
①サイトフィッシングにおいては迷ったのだが自分の得意というか好きな釣りとしてメインに置いた。
しかし、勝つためにはフロリダのサイトが必須なのだが昨年の試合でフロリダを追いかけて
大きな失敗に終わった事が気になり手を出さない、手を付けないと考えていたのだが
先に結果を言えば「アリ」だった。
②真珠棚だが昨年のBAIT第3戦で3位に入った場所だが昨年の第3戦は7月末であり
1カ月早いパターンなのだが大きい個体が反応してくれる可能性として
1キロ5本を再現性を持って絞りだせるのではないかと考えていた。
③非常に不確定要素が多くメインにするには難しいが捨て難いパターンで
昨年私の奥様が初バス釣りで初バス59cmを釣った場所でありながら
昨年私のナンチャッテガイドでも50アップを連発した場所なのだが
私の中ではマグレの一発狙いで行こうと考えていた場所だった。
6月24日(木)
深夜明けの私は眠くてダルイ体に鞭打って9時半スタート
名鉄と木の浜も気になったがマリーナを出てすぐの濁り
これが山の下湾の外まで広がっていたし名鉄沖でも一目で分かる濁りだった為にパス
一気に和邇川南までボートを走らせたのだが・・・
目が慣れないせいなのか濁りのせいなのか・・・魚が見えない。
スポットに対してルアーを入れて見るが反応なし
やはり河口のスグ南なので濁りが入るとヤバイ
それに明日25日は雨の予報なので当日に更に濁りが入る可能性がある為にパスすることにした。
そして北上して
地名が分からないのだが蓬莱より少し北から北上することにした。
すると
ポツポツとスポットを見つけ
ルアーを入れると反応する個体もいるし口を使う個体もいる
途中プライベーターで元JB選手と分かるボートの方がイロイロとアドバイスをくれた。
その節はありがとうございました。期待には応えられませんでした事お許しください
そのアドバイスも参考にしながら北上して近江舞子まで流して
およそ10か所のスポットを記録してプラ初日を終えた。
明日はもっと北まで行ってやる!
6月25日(金)
朝のうちは雨は降ってないし、むしろ好天?って感じで
朝イチに近江舞子までボートを走らせると
この舞子の浜は湖水浴場として7月1日からはシャローに入れないので
ラストチャンスのはずなのだが何やら湖岸に人影が多い
悪い予感に襲われながら視て行くのだが・・・
ブイが張られてしまった^^;
白赤看板のブイまで浮かべられてしまった・・・。
この後南下するとアチコチの浜にブイと看板ブイが浮かび
私の戦略に黄色信号を灯す結果となった。
しかし、行くしかない!更に北へ!
最低でも大溝まで行く!
行くとこ行くとこスポットは多いがバスがいない
絶好のロケーションなのだが個体がいない
終わったあとなのか?それともスポット違いなのか?
分からないが流していくと・・・
結局大溝まで流して魚を確認したスポット、喰わしてみたスポット
合わせて10ぐらい見つけられたし
あるエリアではネストエリアの沖にあるウィードエリア
これがエビモとササバモに小カナダモなどが混じるエリアにスポットが点在し
中にデカバスがストックされている事が判明し
デカバスは難しくても40cmぐらいのなら口を使う事が分かった。
これで折り返して南下し前日のプラポイントにブイが張られていないかチェックすることにした。
まぁアチコチにあったのだが幸いにもブイが張られていた場所は
私の確認では稚魚守りのバスがいる場所だけでネストの場所ではなかった。
そして
木の浜とオロシモシャローをチェックして貝捨て場のチェックの時間なくプラ2日目を終えた。
大会当日
どんよりとした暗く厚い雲が・・・
雨である・・・それも暗い感じの雨・・・
せめて明るい雲の雨であれば見えるのだが・・・
神に願うと書いて「神願(しんがん)」と名付けた私のサイトが
神に見放されたのか?
しかし、行くしかない!
庄司プロのボートです。やはり南の北○○あたりにいくのかな?
この天気の中私のスタートです。
ヘルメットを装着して、いざ北へ!
琵琶湖大橋を超えるとウネリ始めるのだ
北のウネリは幅が広いのでボートが飛び、波の間に落ちるのでスピードが殺される
まだウネリの幅も高さも小さいので走れるのだが・・・
これは一番北まではイケない・・・
今のうちに行ってユックリ帰って来る作戦がイイのか?それでも時間的なロスは大きくなってしまうから・・・
私の結論はスポットを一つずつ釣って北上することにしたのだが
一つ目のポイント
ここは前日に2500gぐらいのバスを確認していた場所で
ルアーに対して怒りを現わしたところで辞めていた場所
5投目ぐらいだろうかラインが走った!
フッキング!デカイ!重い!エグイ!
バスの魚体が水面下50cmぐらいまで上がって来た時にヒラを打つと
ゆうに55cmはある!もしかしたら3キロか?
って思った瞬間にラインブレーク!
えー!あー!何ぃ!
何が起きたか分からない私だったのだが
原因は今年から導入した仕掛けなのだがサイトの問題点2つを解決させる為に導入した
スイベルとナイロンライン14ポンド
この結び目が切れていたのだった。
もうこの魚は反応しないし私の目から見て黒ウィードに姿を隠し微動だにしないしルアーを近づけると逃げる
しかし
スグ横に新たな個体を発見約2mぐらい離れた場所で50cmを切るぐらいの魚
コイツにルアーを投げるとスグに反応!多分昨日いなかった魚で今日入った魚だろうスグに喰ったが
スグにバレた(T_T)
ポイントを休めてルアーを換えて撃つと
また喰ったが・・・またバレた。
更にポイントを休めてルアーを換えて撃つと
また喰ったが・・・またバレた。
更にポイントを休めてルアーを換えて更に撃つと
また喰ったが・・・またまたバレた。
そして喰わなくなった・・・
原因は夜に考えて気付いたのだがフックを今回からパンチ用のルアーキーパーが付いてる物を使っていたのだが
力いっぱいのフッキングを近距離でやらないとフックがズレてくれない?ルアーがズレてくれない?
そのせいではないかと思う。
しかし、この間も雨は降り続き、ウネリの波も湖岸をサラシて
少しずつ濁りも入っていくし雲も厚く暗くなっていく
これはイージーな魚を獲っていくしかない!
そう思って少し南の場所に入り直すと・・・
そこにいたのは・・・OKD氏
OKD氏とは今年のBAIT初戦で私の目の前で3発抜いて私の精神崩壊を喰らわしたサイトの名手で
同じマリーナにいるMAD氏と同じ名字だが別人の方である。
ヤバイ・・・またやられるか?
やられる前に・・・やるしかない!
と思ったのだが雨脚が強くなり更に暗くなり
魚が見えない・・・この雨の中でOKD氏が見える範囲で釣ると
また私の精神崩壊をきたす可能性がある。
これは別のポイントへ行かなくてはヤバイと思ってバウを北へ向けるとウネリがデカクなっている
ウネリの高さは無いし一見穏やかな波なのだが波に対して直角では走れないウネリ
19フィートか20フィートあれば何とかなるのだろうが
私の17フィートでは波の間に落ちて飛び跳ねながら走るのは辛い波である。
普段3分の距離を15分程かけて走る
ってことは北のポイントまで全開走行10~15分だから
1時間以上要すのだ・・・。
空模様は回復するようには見えない。
明日は完全に回復方向の天気だから今日を凌いで明日6キロ釣る!
そう決めてバウを南へ向け直す
そして真珠棚へ一直線
先行者は私の狙った棚にTNK氏、以前ブログの中でも特集を組んだスゴ腕のプロである。
簡単に挨拶を済ませて氏の反対方向に流す事約10mでファーストバイト
上がって来たのは約450g
まぁ最初はね・・・って感じで流し続けると
隣の棚には琵琶湖のドンFtoBのSMNプロの姿が・・・
そのまま流して反対側で更に1匹
そしてもう一周するが魚は出ない・・・
いつもよりギルバイトが多い・・・
ヤバイかなぁ・・・時間も無いし・・・って思っていると
空が明るい・・・雨は降っても空は明るい・・・
北に戻ろうかとも思ったがウネリの中での北上に要す時間を考えると無理
それなら・・・ってことで買い捨て場へ!
行くと先に棚を諦めたSMNプロが遠くに見えた
私は自分のポイントに対して西から東に微風に流されながら入ろうとしていたのだが
SMNプロは北から流して来ている様子・・・これはバッティングするなぁ
などと考えながら撃って行くが
ギルバイトオンリー!
このギルバイトを耐え抜いてギルが弄んだルアーにバスが喰いついてくることは周知の事実なのだが
それが喰って来ないのだ。
ギルバイトだけではなく子バスバイトも混じりワームだけを持って走りやがるから厄介で
フックアップするとデカイギルか10cmぐらいのバス
外来魚駆除に貢献してますよぉ
やっと釣れた1匹も31cmの激ヤセ君で約300g
諦めて移動しようとすると
明らかにビッグバスのバイトに慎重にフッキングすると1秒ほど
重みと首振りとドラッグの音を残して静寂が戻って来たのだった・・・。
もう移動できない、諦めきれない精神状態でウェインまでギルと子バスに弄ばれたのだった。
3分40秒から3秒間だけ私の雄姿?が・・・
2日目
初日の反省から2日目はやり切る決心しての出撃で朝イチに琵琶湖大橋をくぐったら
絶対に昼までは戻らない覚悟であり、南ではロッドを振らない決心である。
初日13キロオーバーでトップの上田プロです。
初日トップの上田プロからスタートしていきます。
初日2位の庄司プロです。庄司プロの目標はBAIT全戦優勝の完全優勝です。
OKD氏です、私より数段上のサイトの達人ですよ。
朝イチに昨日の朝ラインブレークとバラシを連発した場所に行くが
既に魚はいないし、今日は昨日よりも良く見える
明るい雨が少し降っているだけでレインギアのフードも無くても良い程度である。
一気にいくぜ!白髭まで!
とボートを再度北へ向ける!
北を走ると癒されて戦闘モードで無くなってしまう
イイ景色でしょう?これだけでドコか分かる貴方は琵琶湖通です。
誰もいないスポットで自由にマイペースで釣り出来ました。
しかし、そこに期待と不安が入り混じって微妙な心持で到着すると
まず1匹目はネストの魚で結構動き回って姿を隠したりしていたが
偶然ボートの横にネスト状態で釣った1200g
そして次の場所へチョイ移動するとそこはペアリングフィッシュ
オスは1キロメスは2キロありベッドイン直前なのだが
今回このペアの魚には勉強させられましたねぇ
またサイトフィッシングの奥深さを学ばせてくれた2匹でした。
内容については私を見かけた時に聞いてくださいね
結構シークレットだと私は思っています^^;
このメスに1時間使って釣れず再度入り直す予定で他の魚を釣りに北上すること数百メートル
そのポイントでポツポツと釣って4匹
しかし魚は小さく4匹で3キロ~3.5キロしかない
さっきのメスを釣るしかない
そう思って戻って見ると
まだペアで揃って待っていてくれた(この文面にシークレットが^^;)
こいつを約1時間かけていろんな手を使って
ついに喰わせた!上がって来た魚は腹ボテのプリメス
ウェイトも2キロハカリを振り切った。
そしてオスも喰わせたが私の油断でバラシてしまったのだが
既に5キロオーバーで昨日のウェイトからすればジャンプアップの私は
「やったった感」に気持ちが緩みかけていたのだった。
しかしライブウェルの魚が1匹横を向きかけていた
やばい750g程度の魚だが・・・
獲りに行くしかない!そう思ってバウを向けた先は
昨日雨の中で諦めたOKD氏が近くにいた場所で
このプラクティスでも最も魚が多かった場所である。
行くと・・・またいた!OKD氏だ!
「コッチ入らせてもらっていいですか?」って声をかけると
GPSで見比べるとOKD氏が入ってるスポットは私のマーキングポイント
「あちゃぁ~それですはマーキングしてる魚」と声をかけると
「さっきバラシてしもて喰わんわぁ今日は全然釣れん!」との事
少し北に流して1キロぐらいの魚を約30分
こいつがマジで甘噛み君で噛んでもテールだけで
食わすのに苦労したが最後はネットインして約1100g
さっきの弱った750gを入れ替えて既に時間は
13時20分
ウェインは14時
私のボートではポパイまで約20分だが日曜日の琵琶湖なので
全開走行は出来ないだろうから30分以上と考えると帰らないといけない
まして北は微風の南風でも南に大橋をくぐると荒れていたりするから
読みはビンゴで南は結構荒れていたしビアンカが目の前を走っていたりして
ポパイに着いたのは13時50分だった。
ウェインしてウェイトは5340g
初日のウェイト1260gと合わせて6600g
初日の18位からマクリ11位とジャンプアップしました。
5匹持ってのフンガー持ちですが写真の比率でしょうか?小さく見えるのが・・・^^;
優勝は初日のビハインドを守り抜いて上田プロ
2位は惜しくもマクリ決まらず庄司プロ
庄司プロを抑えられるのは上田プロしかいないんでしょうかねぇ。
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